Link: Modern Device Company.
Modern Device Company is a modest website to make available some of the circuit boards and electronic projects that Paul Badger has designed for use in his physical computing classes. Right now the site is focused on a variation of the Arduino, called the Bare-Bones Board. More custom sensors, and boards will be added soon.
Arduinoはソフトウェアもハードウェアもオープンソースにしていて、ハードウェアはCreative CommonsのBY-SA(表示 - 継承)という商用利用まで許可したコピーレフトに近いライセンスで公開されています。これにより、オリジナルのデザインをベースにして改変を加えたものを自由に再配布することが可能になるのですが、そうした試みが実際の成果として出てきました。
このThe Bare-Bones Boardは、もともと低価格なArduinoをさらに低価格にするもので、生基板、ブートローダ書込み済みマイコン、生基板+マイコンのキット、組立て済みなど様々な形態で購入できるようになっています。ボード上にはUSB⇔シリアル変換チップは持たないのですが、ArduinoやGainerにも搭載されているFT232Rシリーズを内蔵したケーブルTTL-232Rを接続できるようになっています。
これによって、最初のセットはArduinoと同程度の価格になってしまうものの、それ以降はUSB⇔シリアル変換部分が不要なため、かなり低価格(キットで$15=日本円で約1800円)を実現しています。
こうした低価格なツールキットは、PhidgetsやWiring、Arduinoの例をのぞいてなかなか流通していませんでした。日本国内でも、有名大学で開発されたプラットホームはあるものの、なかなか一般に入手できるところまでは進まず、結局浸透しないという状態でした。これは、研究段階はともかく、開発、販売という段階になると、論文などの成果になりにくく、ビジネスとしてもリスクが高くて手を出しにくいという事情があったのではないかと思います。
しかし、Arduinoのようにデザインが再利用可能なものになっていれば、このようなバリエーションが登場し、利用者は目的にあわせて自由に選択できます。また、自分の担当するコースの教育用などとしてアレンジを加えたものを公開する場合も、低コストで実現できるため、ハードウェア販売につきもののリスクを最小限にとどめることができます。
こうした動きは、現時点ではまだまだ小さな流れでしかありませんが、今後は産業界を巻き込む大きな流れにつながっていくのではないかと感じています。
(経由:Make Blog)
