日経エレクトロニクス創刊1000号記念特集として、1000号と1001号にUser Generated Device(UGD)に関する特集が掲載されました。1000号では「誰でもメーカー〜User Generated Deviceが拓く新時代」、1001号では「ハードだってオープンソース〜User Generated Deviceの実現技術」として主に技術面での実現性や関連するトピックの特集がありました。
以前、「デザイナーと技術者の『共通言語』を作る」といった取材記事を書いていただいたり、Tech-On!の記事として「ハードウェアでスケッチする」を書かせていただいた縁があり、二月上旬に取材を受けました。その際にはGainerやFunnelといったツールキット、オープンソースハードウェア、Ganguプロジェクトで進めているプロトタイピングメソッドといったトピックについてディスカッションさせていただきました。
そうした結果がどのような記事になるのかとても楽しみにしていたのですが、2号にわたるUGDに関する特集記事はかなり多岐にわたるサーベイを行って上で書かれた記事で、現時点におけるオープンソースハードウェアに関する記事としては世界的に見ても類を見ないレベルの記事だと思います。
今まで、自分自身のレクチャーやワークショップの中でもオープンソースハードウェアの話題は取り扱ってきましたが、実現性なども含めてここまで網羅的な扱い方はできていませんでしたので、そうした意味で私自身にとってもかなり勉強になりました。さすがです。
日本でも、ArduinoやChumbyを中心に注目が高まりつつありますが、UGDの可能性に関してはまだまだホビーの範疇でとらえられていることが多く、ビジネスとしての大きな可能性に注目している記事は少ないと思います。10年先(2020年)を睨んだ野心的な記事ということで、実際にはまだまだ実感がないという感想が多いのではないかと予測していますが、Gainer I/OやFunnel I/Oといったオープンソースハードウェアをデザインした経験からも、かなり実現性があると感じています。
ここしばらくはこの記事が刺激となって、このトピックについていろいろと考えを巡らせているところです。近日中に、また何らかの形でアウトプットしていこうと思います。
なお、Amazon.co.jpなどでは手に入らない定期購読中心の雑誌ということで気軽に読んでみるという感じではないのが少し残念ですが、メーカーなどであれば会社のどこかでは購読していると思いますし、1冊単位でもオンラインで購入できます。また、一部の特約書店であれば店頭で取り扱っているようですので、オープンソースハードウェアなどのトピックに興味を持っている方であれば是非読んでみることをおすすめします。
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