Arduinoという単語は一般的なイタリア語ではなく、イヴレア地方の昔の王様ということもあり、これをどのようにカタカナ表記するかは結構難しいところがあります。ネイティブの発音に関してはArduino Duemilanoveの解説の一部で音声ファイルとして確認できますが、「アルドゥイーノ」が(書くのは少しだけ大変ですが)一番近いかなと思います。
しかし、権威あるCQ出版から「アーデュイーノ互換マイコン・ボードを作る」という堂々とカタカナ表記を本の題名につけた本が発売されるのを知った時には結構驚きました。こうした固有名詞のカタカナ表記はあくまで参考用にとどめるべきで、単独で用いる場合には十分な調査と確認を行った上で使用するべきだと思うのですが…)。
かつて、(シンセサイザーの開発者として知られるBob Moog氏について)あえてカタカナで表記するのであれば「モーグ」と表記すべきところを「ムーグ」と表記してしまったために長期間にわたって誤解され続けていると同じことにならなければいいなぁ、と思います。
実物を読んだ上で批評は改めて書こうと思うのですが、表紙のイラストも含めて、「とりあえず最近Arduinoってやつがはやってるからネタにしておこう」的なノリが感じられてかなりの嫌悪感を覚えました。Arduino開発メンバーでもない私が言うのはおかしいかもしれませんが、Arduinoの本質はI/Oボードというモノではなくて、Arduino IDEやarduino.ccに込められた哲学にあるのだと思います。マイコンボードである以上、バリエーションを作るのはそれなりにスキルのある人にとっては簡単なことだと思いますし、オレArduinoを作るのはそれなりに楽しいと思います。しかし、そういう「工作すること自体が楽しい」という近視眼的な視点だけで本当にいいのでしょうか?
こうした安易な流れには真っ向から対抗せねば、と決意を新たにしました。
(2009.4.27追記:実物を読まずに想像で批判してしまった部分に関して訂正いたしました。)
>しかし、そういう「工作すること自体が楽しい」という近視眼的な視点だけで本当にいいのでしょうか?
そうなんですか?
投稿情報: 通りすがり | 2009.04.26 23:55
ゲイナーの失敗は、そのアカデミックな柔軟性なさが原因ではないですか?
失敗じゃないとおっしゃるかも知れませんがFIOに転換された時点で、私たちはゲイナープロジェクトは失敗して撤退されたと認識しています
投稿情報: mook@元IPT | 2009.04.27 03:42
>通りすがりさん
コメントありがとうございます。確かに、まずは楽しさだけでもいいのかもしれませんね。固有名詞に対するカタカナ表記への違和感の話と、後半の話題は分離して考えるべき内容だと後から思いました。内容について批判すべきであれば読んでから書くべきですので、想像で書いている部分に関しては訂正いたしました。
>mook@元IPTさん
コメントありがとうございます。うまく伝わっていないかもしれませんが、Gainer I/OからFIOに転換したわけではありません。最近のプレゼンでは明確に説明しているつもりなのですが、ArduinoとGainer I/O、FIOは目的に応じて使い分けるのが一番良いと思い、そのためにFunnelというフレームワークを開発しました。確かに、Gainer I/Oそのものや専用ライブラリに関しては積極的なアップデートを行っていませんが、その分Arduinoでも利用できるFunnelに注力しています。「転換」や「撤退」をしたわけではありませんのでその点だけ訂正させてください。
投稿情報: kogoro.kotobuki | 2009.04.27 06:56
地方の片田舎在住なので先生のプレゼンを拝聴する機会がありません ArduinoやFIOに傾注されGainerが株で言う管理ポスト入りしたような現状はGainerユーザーとしては見捨てられた感があります そんな気持から ちょっと過激なことを書かれていたので そんなことよりGainerどうするのよと 失敗 撤退 という言葉で 過激に書いてしまいました
投稿情報: mook | 2009.04.28 00:13