このシリーズは以前から面白いなぁと思っていたのですが、何かの本を購入したついでにAmazon.co.jpからすすめられたのでこの本も購入して読んでみました。
文字のデザイン・書体のフシギ 神戸芸術工科大学レクチャーブックス…2posted with amazlet at 08.07.02祖父江 慎 藤田 重信 加島 卓 鈴木 広光
左右社
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どのレクチャーも興味深いものでしたが、自分に取って一番興味深かったのは、最後に収録されている鈴木広光氏の嵯峨本に関するレクチャーでした。恥ずかしながら、嵯峨本については今までちゃんと知らなかったのですが、手描きをそのまま再現したかのような一件複雑な版面が、実にシンプルなルールに則った活字で組まれているというのは驚きでした。また、そのシンプルさ故に一部の活字を入れ換えることで工芸品的な一品モノを作り出すことができる、というのもこの方法だから可能になることですね。印刷=大量生産のための技術、という理解をしていましたが、パーソナルファブリケーションなどとも共通する、現在ならではのアプローチに関する大きなヒントを得られた気がします。

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