オリジナル版が長らく入手困難になっていた「Built with Processing」ですが、改訂版が出ました。書評を書こうと思いつつ、なかなかAmazon.co.jpで書影が出なかったので遅くなってしまいました。
Built with Processing [改訂版]posted with amazlet at 08.05.02前川 峻志 田中 孝太郎
ビー・エヌ・エヌ新社
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感想としてはオリジナル版の時と重なる部分が多いのですが、プログラミングが本当に初めてという人でも、美しい装丁と興味深いサンプルのおかげでモチベーションを維持しながら進めて行けるようになっているのが非常に素晴らしいと思います。また、コミュニティへの参加など、Processingというオープンソース・ソフトウェアを本当に理解するためには必要不可欠な要素がきちんと説明されているのもあまり例がなく、この点もとても良いと思います。また、改訂版での変更として最新版0135への対応の他、最新の話題や国内での状況の紹介、d.v.dのインタビューなどの追加もあり、オリジナル版を持っていても+αで楽しめる内容になっているのはさすがです。
これに加えて中級者向けに開発者自身が書いた「Processing: A Programming Handbook for Visual Designers and Artists」の日本語版があったりすると完璧なのかもしれませんが、Processing.orgにも豊富にサンプルがありますので、この本で紹介されているレベルはマスターしたという場合にはそうしたリソースを活用すれば良いのではないでしょうか。
なお、前回の自分の文章の最後を読み返してみると
去年は、「よし、ちゃんとProcessingを使おう。」と思ったものの、結局Gainer用のサンプルを書く程度にしか使えませんでしたが、ActionScript 3共々がんばって習得せねばと思っているところです。いやほんとに。
と書いていますが、この点に関しては+GAINERの執筆やFunnelの開発があったおかげでなんとか実行できました(笑)。最近のワークショップではProcessingをメインで使ってなるべくサンプルを増やすようにしているのですが、基本はシンプルな文法で記述しつつ、必要に応じてクラスを導入したり、さらに必要ならばネイティブのJavaで書いたものを混ぜたり、といったことがシームレスにできるのはProcessingならではで、使い込んでみるごとにその良さがわかってきました。
以前は弱点であったサウンド系も比較的最近加わったMinimライブラリで随分解決しましたし、必要に応じてMax/MSP、SuperCollider、Liveなどを組み合わせるという方法もとれますので、最初に覚えるプログラミング言語として広くおすすめできると思います。
![Built with Processing [改訂版]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51vHYHY6CSL._SL160_.jpg)
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