Link: Little Phatty™ Analog Synthesizer-Tribute Edition.
"We wanted to offer musicians a true analog synth with a simple, clean front panel, in a visually stunning package, at a reasonable price point. I feel we accomplished all four objectives.”
いろいろと噂の出ていたMOOG MUSICの低価格アナログシンセの公式情報が発表になりました。アナログシンセの音源部分に関しては王道というか、オーソドックスというか、スタンダードなものです。それ以外の特徴としては
-100% All Analog Signal Path
-Sound Engine From Bob Moog
-Low Price
-Designed for Performance
-Looks Cool
というところになるのでしょうか。正面からのルックスは比較的地味ですが、背面は曲線で構成されていてステージ栄えしそうですね。価格は$1475ということで、そのまま日本円換算すると17万円ちょっとですから、MOOGブランドのアナログシンセとしてはかなりお手ごろな印象になります。日本は、例のどうしようもないPSE法がある関係で入手できるのが遅くなるのかもしれませんが、スタンダードを伝えるアナログシンセとして是非実物を触ってみたいところです。
(追記:2006.4.1)
Sonic Stateのビデオを見ると、実際の操作の様子がよくわかります。ノブは全てのパラメータに対応したものが用意されているわけではなく、パラメータ・ブロックごとに用意されています。エディットするパラメータをボタンで選択すると、ノブの周囲のLEDがそのパラメータの値を示すように変化して、即座にそのパラメータを操作できるようになっています。
可変抵抗器ではなく、無限回転のロータリーエンコーダ+LEDというインタフェースは、数年前に発売されたnord lead 3が有名ですが、全てのパラメータに対して用意すると、それに比例してコストも高くなってしまいます。Little Phattyの方式だと、瞬時に次々とパラメータを変えていくのには向きませんが、
- 音作りはじっくりと余裕を持ってシンセと向き合いながら行う
- パフォーマンス中には操作するつまみを絞り込んで効果的に操作する
というのであれば、Little Phattyの方式は、単なるコストダウンだけでなく、パフォーマンス性の面でも有効なのかもしれません。デジタルによる音色メモリが登場して以来、「呼び出したプログラムのパラメータと物理的なノブの現在位置の不一致をどう解決するか?」に関しては様々なアプローチが試みられてきましたが、この方式はその中でも上位に位置するのではないかという気がします。
個人的には、nord lead 3の方式が一番シンプルで好きなのですが、クリック感の無いエンコーダの方が良かったんじゃないのかな、とは思います。
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