Link: NIME05 | Concert 2
SATURDAY, 18:00-20:00: CONCERT 2
- Beginner's Mind, 2004
- 2. Cybersong, 2004
- Ye Ying Di (Nightingale Floor), 2004
- boomBox, 2004-2005
- Improvisations, 2005
- BoSSA Studies, 2000-2004
最終日のコンサートは、今回のチェアであるSidney FelsとTina "Bean" Blaineのあいさつで始まりました。NIMEは、参加人数がそれほど多くないということもあり、かなりアットホームな雰囲気なのが特長的なのですが、この日も暖かい雰囲気の中でコンサートが始まりました。
今回はかなり少ないスタッフで運営したようで、連日連夜、かなり大変だったようですが、おかげでとても楽しく有意義な時間をすごすことができました。来年はパリで開催されますが、引き続きこうした雰囲気が残って行ってくれるといいなぁとおもいました。音楽系のしかもインタフェースに限定ということで、どうしても参加者が限定されてしまいますが、ICMCの様に広すぎずテーマを限定しているのは正解だと思えます。
最後のコンサートということもあり、充実した内容でしたが、「Ye Ying Di (Nightingale Floor)」は、ダンサーの身体に貼り付けられた発光体とインタラクティブな映像が対応するというシンプルなアイデアながら、なかなか楽しめました。他のパフォーマンスにも共通することなのですが、プロジェクターで投影される映像がもっと大きかったり、位置関係が工夫されたりしていればさらに楽しめるものになったのではないかと思いました。
boomBoxは箱状の楽器を使用したパフォーマンスで、箱を動かしたり、傾けたり、蹴ったりした時に音を発する箱を使ってパフォーマンスするというものでした。こういう作品はパフォーマーの技量に依存する部分がかなり大きいとは思いますが、箱とのやり取りの間がうまく工夫され、全体の時間も短すぎず長すぎず、ということで楽しく見ることができました。
最後のBoSSAはbowed-Sensor-Speaker-Array(擦弦センサーつきの多面体スピーカ)であるBoSSAを使用したパフォーマンスでした。BoSSAは以前にも気になったことがあり、今回実際に目の前で音を聞くことができたのは貴重でした。
普通のPAスピーカから再生すると、どうしても比較的鋭い志向性を持ったスピーカ特有の音になり、アコースティック楽器の様なボディ全体が振動してゆるい志向性を持つ楽器とはなじまない場合が多いです。しかし、こうした多面体スピーカを使えば、そうした音響的な特性はアコースティック楽器に近づきます。これをボディに使用するというのはとても良いアイデアだと思います。ルックスとしても面白いものになりますし。
演奏の最初のほうにBoSSA本体のみから(と思われる)音が出ていましたが、そのときの音は確かにアコースティック楽器に近い感触のものでした。しかし、曲の後半では、そこにアンビエントなどを加えたものが普通のPAスピーカーから再生されていたため、正直なところそのよさがあまり伝わってきませんでした。面白いテーマだと思えるだけに、今後の発展などにも期待したいところです。
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