ロボ・ガレージの高橋智隆氏によるクロイノ(chroino)はこの日初めて実物を見ましたが、非常に興味深いものでした。クロイノは京商から製品化も予定されているロボットなのですが、なんとCADも設計図もなしで伝統工芸的職人芸によって作られているのだそうです。
ボディも、美しい仕上げになっているのですが、カーボン・モノコック部分に関しては市販の板材を切り出したものを張り合わせ、頭部などの曲面に関しては手製のバキュームフォーム機によってこれまた手作業で作られているそうです。また、サーボも双葉のS-3102ということで、最近のROBO-ONEで定番となっているサーボと比較するとかなりトルクの低いものです。
なんとなく、ROBO-ONEのロボットというと3D CADを使用してシミュレーションしながら設計して、切削加工機や外注加工などを使用して板金曲げ加工…というような話がよく出てくる印象がありますが、こうした手法でも美しいデザインのロボットを作ることができるというのは、目から鱗が落ちた感じでした。
ここの所何年か、仕事でずっとソフトウェアをやってきたせいか、なんとなく「なるべく利用できるものを利用して短時間で効率よく。それが可能になるのであれば、お金はかかっても構わない。」的なクセが付いてしまっていたような気がするんですが、これはいろいろな新しいことをやって行こうとする際に障害になるなぁ、というのを実感する今日この頃です。


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